世の中で大切なものに、安全と安心があります。安全は数字で見えますが、安心は数字で判断できません。どの様に管理されているのか？その管理がリスクまでを含んで、適切に実行されているのかが重要です。そういったものづくりの中に、信頼性という考えがあります。ここでは、基盤技術として特に信頼性に特化してお話を進めていきたいと思います。
Reliability Operating Environment 地球は広い
「地球は広い。そこで使われる電子機器環境も様々」
私は、赤道直下の国であるシンガポールへ行った事があります。また、北ではロンドンまでは行ったことがあります。でもまだ、砂漠やエベレストの様な高山へも、残念ながら宇宙へも行ったことがあり...
Reliability Arrhenius アレニウスの式
「熱エネルギーによる化学反応の加速」
スヴァンテ・アウグスト・アレニウス(Svante August Arrhenius)は、スェーデン生まれの科学者です。 彼は、1884年に任意の温度での化学反応速度を予測する式を示しました。
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Reliability Humidity 湿度環境での信頼性
「相対湿度によって変わる腐食」
湿度には、絶対湿度と相対湿度があります。
そして、相対湿度によって腐食の状況は変わります。
図は、横軸に金属表面の水の膜の厚さ、縦軸は、鉄鋼材での腐食度合いを示したものです。
水膜の...
Reliability Creep クリープ
「時間と共に変形、破壊」
材料に対して、弾性領域で継続的に応力がかかることにより、変形し、やがて破壊に至る現象をクリープと言います。
金属では転位の集積により起こります。
転位の移動は、熱エネルギーに依存しますから、変化...