B2B2Xの基盤は5G、では、5Gの基盤は何か?
5Gの時代がやってきました。5Gの発展により,B2B2X,XaaS(X as a Service),リカーリングやサブスクリプションサービスなどの新しいビジネスモデルのお話も出てきています。そして,これらの新しいビジネスの仕組みは,Society5.0を支える仕組みでもあることから,5Gは,Society5.0の基盤とも言えると思います。
ここからは、具体的にB2B2Xと言う新しいビジネスモデルについて着目してみましょう。
B2B2Xは, 「事業者(B)→事業者(B)→企業や消費者(X)」と繋げる事で新しい価値を伴う商品を売るビジネスの仕組みのことです。
例えば,今までB2Xで車を作っていた人も、これからは車+5Gで,交通事情から目的地の食べ物,さらに乗り継ぎで別の移動手段まで広げられる価値を持った車での生活を仕組みとすることで,新しい価値を提供することができます。
医療機器も,遠隔保守や遠隔医療といった価値を目指すとか,個人の医療データを集めて,その地域の医療課題を把握してソリューションを提供できると言った医療機器を考えることを目指す様になるでしょう。
ここでの価値の提供には,ソフトウェアが主役となるでしょう。では、5Gの新しい世界において、金属の技術ってそんなに重要ではないのでしょうか?
そんなことは無いと思います。例えば,IoTで、金属加工の工程を見る。世界の金属市場の情報を交換するといった事以外に、金属で5Gを支え、Society5.0を支える事だってあると思います。
視点を変えてみて,2018年に日本や英国の通信会社の通信が止まってしまったことについてお話してみましょう。このときは、その基幹システムのソフトウエアのメンテナンスの問題でしたが、ハードが原因となる問題もあると思います。こうやって考えたとき,5Gの基盤となるのは,ハードの技術でもあると考えられます。
我々は,常に新しい価値を求めると共に新しい価値を守る立場にあり,そういった視点が新しい価値を充実させていくものだと思います。
「ハードウェア→ソフトウェア→5G→Society5.0が今ある社会の仕組みなのである。」と言うことを考えて行くことこそ,新しい価値に対して重要なことだと思います。そして,その中で,ハードウェアも変わって行くことが求められています。
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