Problem, Challenge and Risk:解決のための切り分け

Source of Technologies

「違いを使い分けることが、解決の精度を上げる」

「問題」と「課題」と「リスク」は、異なります。この違いは明確にしておきましょう。

「問題(Problem)」とは、「あるべき姿(Ideal State, Theoretically Proper State」と「現状」とのギャップを言います。

「課題(Challeng)」とは、その「問題」を解決するときに必要な項目を指します。

「リスク」は、潜在的な「課題」を指します。「リスク」は顕在化していませんから、対策を実行することはありませんが、準備は必要です。

「リスク」の語源は、「リズカーレ(risicare)」と言われています。「Risicare」は、「勇気を持って試みる」と訳されるために、「リスク」も挑戦するものの様に捉えられることが多いようです。事実、金融関係では、その意味が強い場面で使われていると思います。

しかし、工学では、捉え方が少し異なります。ISO 31000 では、リスクは、 「諸目的に対する不確かさの影響(原文:effect of uncertainty on objectives )」と定義されいています。

「影響」は、「逸脱すること」と解説されていますので、「目的が逸脱するかも知れないということ」と説明できますね。

ですから、「リスク対策」として、準備が必要なのです。そして、「リスク対策」には、「回避(Avoidance)」「共有(Sharing)」「保有(Retention)」があります。これにより準備行動は異なります。(以前は、転移と言う言葉もありましたが、現在は、これも共有の中に含まれるという考えになっています。)

この様に、違いを知り、これらを使い分けることが、「問題を精度良く解決」するためには、重要なことだと思います。

私は、ここでの「あるべき姿」をSocial Needs としてまとめています。

そして、それらの「技術課題への取り組み」として、Solutionsを作成しました。

私の考えについて、みなさんのご意見やご要望をお待ちしております。

コメント

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